国産の空飛ぶクルマを大阪万博で実用化へ!!
この記事を読んだ時に、正直にこう思いました。
「ついにクルマが空を飛ぶ時代」
が来たな…と
ところが、お隣の中国では、すでに空飛ぶクルマが実用化されています。
自動運転で、もう世界39カ国で実証実験が終わっています。日本でも沖縄の離島を結ぶ手段として、試験飛行が実施されました。
中国のなかで様々な部品のサプライチェーンがあることが大きく、特にバッテリーメーカーは世界での占有率が高く、日本メーカーは惨敗しています。
そんな中国のバッテリーリーメーカーを起源とするBYD(または 比亜迪 )
この会社は、テスラを追い越すかもしれない電気自動車メーカーとして注目されています。
BYDは、どんな会社なのか
中国のBYD(比亜迪)は、1995年にバッテリーメーカーとして設立された会社です。
自動車事業に参入したのが、2003年
英語の社名であるBYDは「Build Your Dreams」とのこと。
欧州や東南アジアをはじめ、世界6大陸・70超の国と地域でEVの販売網を展開しています。
大手自動車メーカーではサプライヤーによる分業が一般的なのに対し、EV用の電池からEV本体まで、自社で一貫して開発・製造できることが、BYDの大きな強みです。
少し前なら、中国製といてば日本車のパクリとか性能はイマイチといったイメージがありましたが、EV車でありながら手ごろな価格、豊富なラインアップとそのデザイン性への評価が高く、躍進を続けています。
日本においては、EVバスを既に納入した実績があるだけでなく、トヨタがリリースしたEV車にBYD社のリチウムイオン電池が搭載されるなど、協業も加速しています。
テスラを追い越せる理由
BYD社の日本での販売価格(ATTO3)は、440万円
それに対して、テスラ社では(モデルY)で、579万円
約140万円も差があるのです。
また、外観のデザインもスタイリッシュで、日本国内で走っていても違和感がないものです。
航続距離では、BYD社が推定で340㎞
テスラ社が推定で393㎞と、少し差が出ていますが、日産のEV車 アリアが539万円で、航続距離が376㎞ですから、
コストパフォーマンスで判断すればBYD社に優位性があると言えます。
このコストパフォーマンスに対し、EUでは、「国からの巨額の補助金で価格が人為的に低く抑えられている。われわれの市場をゆがめるもので容認することはできない」と表明するほどです。
ところが…
テスラの手が及ばない東南アジアや南米では、コストパフォーマンスを武器にEV車の市場を拡大しており、日本のEV車が巻き返すのが難しいほど、BYD社の躍進は続いています。
※ちなみにタイのEV車市場では、中国勢だけで8割のシェアがあり、BYD社は34%のシェアでトップです。
本当にEV車の時代になるのか?
そもそも電気を発電するのに化石燃料を使っていいのか?
化石燃料(ガソリン)のまま車を走らせた方が効率はいいのでは?
と、いう疑問がある中で、
残念ながら、世界の潮流はEV車になりつつあります。
EV車に舵を切っているEU特にドイツにおいては、ジワジワどころか、急拡大しているBYD社が脅威でなりません。
日本国内では、日本車にこだわるユーザーが多いことも事実ですが、価格や性能だけでなく、アフターサービス面の心配がなくなれば、いつのまにかBYD社のEV車が普及している可能性があります。
フイルムカメラからデジカメに移り変わったように、ネットの普及によりレンタルビデオ屋が廃れたように、ガソリン車が今後どのように変移するのか注視する必要があります。
特に、BYD社が今度 どのような動きをするのか注目しなければ、気付いた時には遅いかも知れまん。
EV車だけでなく、いつの間にか主流が空飛ぶクルマになっているそんな時代が近づいているかもしれないからです。
試しに、BYD社の名前を初めて知った方はWeb検索してみてください。
笑顔創造研究所は、みなさまの笑顔を応援しています。