自分の意思をはっきり示せる言葉で話そう
ある企業のリーダーさんと立ち話をしていて、確かにそうだなぁ って思った事があります。
「すみません…」って返事されると、
どの意味で言っているのか分からない…
と悩んでいるのです。
例えば、こんなケースです
『◯◯の作業やっておこうか?』
『すみません』
この「すみません」は、「お願いいたします」と捕らえることもできますし、「作業が遅れて申し訳ありません」という主旨で言っているかもしれません。
確認するために、再度 意味を聞き直すと、露骨に嫌な表情をされて困るという悩みです。
昭和世代の私からしたら、聞き直すのが当たり前だと思うのですが、パワハラと勘違いされると聞いて、管理職は大変だと痛感しました。
似たような言葉で、『大丈夫です』があります。
平成世代の若い人たちの間では、「必要ありません」の意味で使われます。
私のような古い世代にしてみれば違和感があって、誤解が生じやすいです。
この連休前にはバタバタするので、リーダーさんはピリピリしがちです。
そこで、最初の「秘伝」ですが、自分の意思をはっきり示せる言葉で話そう
と、朝礼等で繰り返し言い続けることです。
すみません、後で作業します
大丈夫です。今日中には完了します
このように表現していきたいです。
『すみません』『大丈夫です』に限らず、YESかNOをはっきり伝える職場環境になるだけで、随分と変わります。
ただし、「はい、やります」と威勢のいい返事だけして、一向に着手しない困ったさんという例外もありますのでご注意を…
リーダー(管理職)に求められるのは、裏の意味を理解するための確認をすること
次に、言った 言わない のトラブルです。
これは経営者とリーダー(管理職)での問題といった方がいいかと思います。
具体的には、
社長が◯◯してみたい と言った。
リーダーがその準備を進めて、進捗を報告した。
すると、
社長が◯◯してみたいとは、言っていない
◯◯してみてはどうだ(提案しただけ…)
とするケースです。
リーダーにしてみれば「言ったじゃん」と憤慨するところですが、意思疎通のノイズが発生するのは仕方がないことです。
中・長期を視野にいれている経営者と日々の業務を視野にしているリーダー層、考えている視点が違います。
リーダー(管理職)に求められるのは、裏の意味を理解するための確認をする…です。
これが二つ目の秘伝です。
少し間を空けて、
社長、本当に実行に移していいでよね
社長、◯◯より先に着手しますけど、問題はないですよね?
と、聞いた時には「別のこと」を言われるなんて事は一度や二度ではなかったはずです。
本当は、非効率を改善したいだけなのか、実は、組織活性化が目的なのか。
何故、◯◯してみたいと発言したのか、裏の意味を確認すると、スムーズに運びます。
言われた事を、そのまま伝えてはいけない
最後の秘伝は、
言われた事を、そのまま伝えてはいけない
です。
上役や、経営者から言われた事を、部下にそのまま伝えてるリーダー(管理職)が多いのではないでしょうか?
立場によって見てる視点が違いますので、言われた事をそのまま伝えても、上手く伝わってないケースが多々あります。
現場レベルに合わせた表現で伝えないと、やはり行動に移してくれません。
生産性を上げよう ではなく、連休にむけて、部門を超えて協力していこう
と、その現場に合った表現が求められます。
あなたの職場のリーダー(管理職)さん、表現はいかがでしょうか?
今回の視点で、職場を見てみると、新たな気づきがあるかもしれませんね。
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