誰もが聞いたことのある有名な理論「忘却曲線」
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスによってこの「忘却曲線」は提唱されました。
念のために内容を説明しますと、被験者にアルファベットを適当に並べただけの無意味な文字列を暗記してもらい、その記憶の定着率を調べる実験の結果のことです。
これによれば、人は文字を記憶しても、その20分後には42%を忘れてしまいます。
そして1時間後には56%、
1日後には74%、
1週間後には77%、
1カ月後には79%を忘れます。
つまり、ほとんどの記憶を失くしてしまう訳です。
ところで…
このエビングハウスの実験は、文字(テキスト)のコンテンツを題材に行われたものでした。
もしこれが動画で行われていたら、結果は異なるものになっていたかもしれません。
ラーニングピラミッドの結果
アメリカ国立訓練研究所が発表した「ラーニングピラミッド」には、読書による学習と動画学習ではどれだけの違いがあるのか根拠が示されています。
これによれば、
読書による学習定着率「10%」
動画学習の学習定着率「20%」
となっており、
動画学習は、文章(読書)に比べて学習定着率が2倍ということです。
※両方とも、学んだ事が定着してるの?と、思うような気がするのは確かです…。
アメリカの調査会社の研究によると
「1分間の動画から伝わる情報量は、
文字に換算すると180万語、
Webページに換算すると
約3,600ページ分になる」
という結果があるので、動画学習の有効性は、はっきりしていると言えます。
接種証明アプリの登録でも動画
ようやく始まった「全国旅行支援」
利用の際には、ワクチン接種歴もしくは検査結果の提示が必要となります。
この際に、接種証明アプリがあると非常に便利なのですが、登録方法がわかりにくかったです。
公的な機関が作った登録手引きは痒い所に手が届かない説明で、最初からNFC接続の設定などをしておきましょう って説明がなくジタバタと登録手続きをしていたらパスワードがロックされました。
※登録手続きをしたこと有る人ならこの内容が理解できるはずです。
これが、最初からYOU TUBEにある親切な接種証明アプリの登録方法動画をみておけば迷わなかった訳です。
パワポで動画が作成できる
文章をよりも動画の方が、情報が上手く伝わることは多くの人が体感していると思います。
それでも、社内のマニュアルであったり、取引先への手引きであるなど思うように動画にできないものがあるのも事実です。
そのような場合に、どのように動画を作成するのがいいのか?
一番簡単なのは、パワーポイントの動画変換の機能を使うことだと思います。
この機能があれば動画編集ソフトは必要ありません。(画像だけで音声は入りません)
試しにパワーポイントのスライドをご準備ください。
(バージョンによって若干使い方が違う場合があります…)
■手順1
動画にしたいパワーポイントで、「ファイル」⇒「エクスポート」⇒「ビデオ作成」の順番にクリックする。
■手順2
出力する動画の解像度とスライドの時間を設定して、「ビデオの作成」を選択する。
■手順3
保存先を選定し、プレゼンテーション動画として書き出す
たったこれだけで、文字情報が入った効果的な動画が作成できます。
(画像だけで音声は入りません)
この動画変換の機能を活用すれば、
・自社商品の紹介(プレゼン)
・業務改善のビフォーアフターや
・求人の際の紹介動画
など、様々なシーンで活用できそうです。
何よりも、文字だけの情報でなく動画による動きがあることで情報をより理解してくれそうです。
さて、どんな動画を作成してみたいと思ったでしょうか?
Web上には、参考になる事例が沢山アップされていますが、プロの品質にはかないません…
素人感があふれる内容であってもむしろ、その方が良い場合があります。
是非、動画変換機能を活用ください。
笑顔創造研究所は、みなさまの笑顔を応援しています。