
春の定期昇給や時給アップにどう対応するべきか?
頭を抱えている方が多いことだと思います。
大手と違って、地域の中小企業ではコスト上昇分を価格等に転嫁できない事が多いはずなのに、メディアから流れてくる情報は景気の良い話題であふれてきます。
まさに、乗り遅れてはマズイと感じても、どう付加価値を上げるべきか迷うところです。
※価格を上げる、新規顧客を獲得する等で付加価値をあげるという趣旨です。
一方、出ていく経費を切り詰めようと見直すのですが、光熱費や原材料費の様に大幅に削減できないものばかりです。
そこで、一人で処理する作業量を増やすという流れになる訳ですが、どうやって生産性をあげていくのかITやDXに詳しい人材がいないので着手できず、時間だけが過ぎていきます…。
生産性をあげて、+αを処理する
DXやIT導入に向けたお堅いチラシや説明書を読みますと、
顧客体験の向上、業務効率の改善、新しいビジネスモデルの導入を図りましょう…と、記載されてます。
DXやITに全く関わりない人には具体的に「何を」「どのように」着手するのかイメージ出来ません。
しかも、どれだけ予算が掛かるのかも検討が付きません。
そこで、今 面倒だと思う作業・処理を自動化できることから考えてみましょう。
分かりやすい例えならば、勤怠管理や経理処理です。
実際に処理した人ならよく分かるとは思いますが、処理する時期が特定の日に集中していて、かなり精神的なストレスが大きくかかる作業です。
これを、自動集計できるシステムを導入すると、「あら不思議」
何故早く導入していなかったのだろう?
と、思う程に負担がぐっと減ります。
データ入力や集計についても同じことが言えます。
紙に記載されたデータの入力は単純作業が多く、一人で処理するには非常に集中力が求められますが、スマホなどで個別にデータ入力できる方法へ移行してしまうと、リアルタイムで集計ができる程に楽になります。
このように一人で作業できるキャパを増やすのには、自動化できるツールやシステムの導入が不可欠となります。
ノーコードソフトの活用を検討する
以前に案内した「ブラックボックスの可視化」の際にもお伝えした内容になりますが、
個人がエクセルデータで管理しているやり方では、情報の共有が進みません。
ChatGPT や Geminiなどの生成AIを活用して、特定業務の処理量があがったとしても、その処理が属人化されていては、ブラックボックス化されたままだと言わざるを得ません。
そこで、生産性向上にむけて何も手をつけていないならば、ノーコードソフトの活用を検討することをお勧めします。
※ここでのノーコードソフトとは、プログラミングの知識がなくても、アプリや業務システムなどを開発できるツールを指します。
例えば、勤怠管理ならば、Google Workspaceのカレンダーやスプレッドシートなどを活用して、無料で勤怠管理を行うことができます。
YOU TUBE で、「Google Workspaceで勤怠管理」と検索するとAppSheetを活用したアプリ開発が出てきます。
もちろんCMで出てくるようなシステムの無料トライアルを活用するのも良いかと思います。
さらに…
社内 もしくは社外からの「よくある質問」に対して、自動で回答してくれるチャットボットを活用することも有効です。
既に、愛知県内などの市町村では、予め整備されたQ&Aデータを基にAIが自動的にお答えするサービス(AIチャットボット)を導入していますが、これと同じようなチャットボットを自社でも導入することも可能です。
無料で活用できるチャットボットには色々ありますが、いつまで無料なのか等のリスクや問題があります。
それでも、先ずは作業の効率化に向けて、挑戦してみて欲しいです。
※一般的な情報提供を目的としています
特定のノーコードソフトの推奨や導入を促すものではありません。
改めて、自社で面倒だと思う作業・処理はどんなものでしょうか?
コストをかけずに、自動化できるソフトが沢山あるのに、活用できていないのは良いチャンスだと思います。
動画検索サイトやChatGPT や Geminiを使って、ノーコードソフトの活用ができないか先ずは検討してみましょう。
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