厚生労働省のブラック企業の定義を見てみると、
①労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
②賃金不払残業や、いじめ・嫌がらせ等のパワーハラスメントが横行する(企業のコンプライアンス意識が低い)
③採用時に合意した以上のシフトを入れる
退職を申し出た際に「ノルマ」や「罰金」 を理由に辞めさせない
上記のような劣悪な環境での労働を強いて、労働法に違犯するような働き方を強制する企業が、ブラック企業とされています。
逆に、ホワイト企業の定義は決まったものがありません。
一般的には従業員の待遇や福利厚生が充実している
とか、
休暇が取りやすい、安定した給与制度がある
ワークライフバランスや柔軟な働き方がある
など、働きやすい環境を提供している会社がホワイト企業と言われています。
※上場企業でのホワイト企業は、リコーやカゴメだそうです(日経新聞の記事より)
ホワイト企業で働いているのに、どうして若い人が辞めたいと思うのでしょうか?
正解のない時代を生きる若者
ホワイト企業を去る若者に対して
職場がゆるくて、やりがいを感じられないからだ…
という解釈は間違いです。
メディアから間違った考え方を誘導されています。
民間の会社では、どこでも人手不足なので、職場がゆるくて、やりがいを感じないなんて状況が無いからです。(大企業はのぞく)
大事に育てられて、まだ権限や決定権を持ってない人が仕事量や責任が少なく、自己成長を実感しにくいという状況ならば、あり得ると思いますが、
働きやすい環境だから辞めたい…
と、いう事はありません。
本当の理由は、勤務している会社での未来がイメージできない事が大きいです。
堅苦しい組織文化や古臭い階級制度
何をするにしても前例踏襲や現状維持型の職場環境なので、ずっと、同じ会社で長く仕事をする気持ちにはなれないでしょう。
少し前ならば、会社に出勤して仕事するのが一般的でした。
今では、リモートワークやフリーランスで働く人も増えています。
時間や場所に縛られずに、自分のペースで仕事がしたい人が増えているのに、旧態依然のままの組織では未来の自分がイメージできないのは当然のことでしょう…
ネットから必要な情報は入手できても、次は必ずこうなるという答えまでは入手できません。
そんな、正解のない時代を生きる若者に対して、ホワイト企業ではなくプラチナ企業へと変革を図りましょう。
モーレツ型のプラチナ企業
モーレツ型のプラチナ企業とは、(一般的には)
長時間労働や高い成果を求める一方で、高い給与や充実した福利厚生を提供し、従業員の成長と幸福を追求する企業
と、言われています。
具体的な会社をあげると
IT企業の Googleや、Apple、ソニー、パナソニックなどですが、大手企業なので、参考にはできません。
ならば、どのようなプラチナ企業を目指せばいいのか?
指示されてやらされるのでなく、自らやりたいと挑戦できる会社です。
勤務時間の20%を自分のやりたい業務に費やす制度がありますが、まさにこれです。
リスクを取る挑戦や失敗を許容する文化を構築していかなければ、優秀な社員から辞めていくことになります。
新たな挑戦で、会社を変える
未来の自分を引き寄せる事ができる
このような働き方が提供できない会社は、イノベーションが生まれません。
目標管理制度を導入している企業なら、目標の内容が前例踏襲や現状維持なっていないか確認してみて欲しいです。
達成感やモチベーション向上を掲げていても、やらされた目標では、いつまで経っても成長を感じることが難しくなります。
自分の可能性を発揮できない…
自分の仕事が、キャリアや社会への貢献につながる意義を感じられない…
そんなホワイト企業から脱却して、次の世代にバトンタッチするためのプラチナ企業を目指してみませんか?
いずれ、さらばホワイト企業の流れが主流になってくることは、間違いないです。
笑顔創造研究所は、みなさまの笑顔を応援しています。