これだけ外部環境の変化が激しいと今までのやり方では、対応が追い付かないことが増えてきました。
技術の進歩や、顧客ニーズの変化は、過去データの分析はできても、これからどうなっていくのかは生成AIでは解決できません。
そんな時、どのように革新的な発想をしていけばいいのでしょうか…?
教科書通りのステップ
アイデア発想の際に、このようにしましょうと言われるものは、だいたい以下の様なものだと思います。
・自社の強みと弱みの分析
・顧客ニーズの調査
・ブレインストーミング
・異業種との連携
以上のような方法でもアイデアは出てきますが、どちらかと言えば、発想するものがテンプレートの範囲を超えてこないケースが多いです。
具体的にはこんな分析なのですが、
海外高級ブランド雑貨の日本法人の
業績が落ちてきている
家電量販店やディスカウント店の
売上げは安定しているものの
百貨店の売上げが落ちてきている
どうもブランドイメージが
悪化している感じがする…
このケースに対して、打開策を出そうとすると、百貨店の売上げ回復のためにブランドイメージを向上させると発想しがちです。
(そのように発想しない方も、もちろん居ると思いますが…)
家電量販店やディスカウント店の売上げをさらに伸ばすという発想でも良い訳です。
つまり、先が読めない状況下では、ありきたりでない発想が重要になってきています。
発想の化学変化を起こす人材
新規事業や問題解決のアイデアを発想する際に、役職者を含めて、いつも同じメンバーで取り組んでませんか?
(もしくは担当する部署だけで等)
思い切って、全く業務に関係のないメンバーを入れてみて欲しいです。
その昔、アメリカの送電線では冬になると雪の重みで断線する問題を抱えていました。
その都度、人間が鉄塔を登って雪かきをする訳にもいきません。
その対策を、いつものメンバーで出し合っても得策は出てきません。
そんな煮詰まった状態で、たまたま参加していた外部人材が、「熊が鉄塔を揺らしてくれたなぁ」なんて冗談をつぶやきました。
メンバーは笑いましたが、その内の一人が閃きました。
だったらヘリコプターの風で電線を揺らせる方法がある…と。
このように常識に囚われない発想は、いつもの業務とは違う視線を持った人材が必要となります。
そんな人材が社内にいない場合は、頭の柔らかい子供さんにヒントを聞いてみるのも一つの方法です。
常識を非常識に書き換える
アナログな方法ですが、常識を非常識に書き換えるのも有効は手段のひとつです。
うまい棒などの駄菓子で常識をあげてみると、
・子供がよく買うもの
・値段が安い
・容量が少ない
となります。
これを非常識に書き換えてみたら
・大人しか買えない
・値段が高い
・容量が多く、プレミアム品
といった、新たな発想のタネが出てきます。
なぜ?を繰り返して、根本的な原因を真因を突き止める方法もいいのですが、常識に囚われない発想は、遊び心を取り入れた方が、自由な発想ができるようになるのです。
会議室で長時間考え込むよりも、別のことに目を向けた方が、より新たなアイデアが浮かべそうです。
もちろん発想の革新は、一朝一夕にできるものではありません。
日頃からブレインストーミングにて、自由な発想でアイデアを出し合う基礎力があってこその、発想の化学変化です。
発想の化学変化を起こすために何から手を着けてみますか?
笑顔創造研究所は、みなさまの笑顔を応援しています。